はじめに

キャノワームを初めてご使用になられる場合、設置環境や生ゴミの種類や与え方など、各ご家庭により様々です。ご自分に合ったペースで、様子をみながら進めて行ってください。ミミズは生き物ですので思うように行かないこともあるかもしれません。ミミズもペットと同じように愛情を持って接してください。慣れるまでに時間はかかりますが、この素晴らしい取り組みをぜひ前向きに楽しんで頂く事を願っています。日本ではまだ愛用者は少ないですが、世界中の愛用者が数十万人います。世界中の色んな方々のアドバイスもこのHPやFacebookでご紹介しますので、ご参考になさってください。

エサになる生ゴミの種類

与えて良いもの:基本的にキッチンから出る生ゴミを与えます。色んな種類のものを与える方が良い肥料が出来上がります。

  • 野菜やくだもの
  • お茶、ティーパック(天然素材)、コーヒー(入れた残り、紙フィルター)
  • 掃除機のごみ(ホコリ、毛)
  • 紙パック類(牛乳パックなど)、新聞紙、段ボール、トイレットペーパーの紙芯
  • 卵の殻
  • 米ぬか(発熱するので、薄くふりかけます)

ご注意

多量の肉、魚、オレンジ(柑橘類)の皮、タマネギ(ネギ類)、ニンニク、乳化製品、味付けされた料理、油物などは避けてください。肉はウジ虫が湧きます。辛いもの、酸味の強いもの、落ち葉や枯れ枝など木質化したものや固い葉は苦手です。
薬を飲んでいる犬や牛の糞を与えると、ミミズは死んでしまいます。

生ゴミの与え方

ミミズは毎日自分の体重の半量のエサを食べます。1kgのミミズは1日に約500gを食べます。家族3〜4人の場合、1日平均約500〜600g程度の生ゴミを出すと言われています。

注意点

  • 必要以上に生ゴミを入れないでください。エサの量は深さ2cm 程度までにしましょう。生ゴミの臭い匂いがしていたら与え過ぎです。しばらく数日間ストップし、コンポストを混ぜて、中に空気を入れましょう。
  • 生ゴミは細かくみじん切りにした方が食べやすくなります。ワームブランケットをめくって生ゴミを入れ、ブランケットをかぶせます。ブランケットは湿っている状態が好ましいです。
  • 生ゴミは始めのうちは表面全面に置くより部分的に置くか、半面ずつ置き、減り具合を観察しながら様子を見て、前にいれた生ゴミが減ってから、次を足すようにしてください。
  • 生ゴミを入れる度に、細かい新聞紙やシュレッターにかけた紙を湿らせて一緒に入れてあげると食べやすくなります。
  • 約週1回、様子をみながら石灰などを入れて酸性に偏らないように調整してください。(卵の殻も良い)

メンテナンス

冬以外は約週1回、バケツ半分(約5 リットル)の水を上からかけてください。(蛇口を開けて、液体肥料を受けて、肥料としてご使用ください)最低、週1 度は液体肥料を取り出しましょう。液体が多く出る季節はなるべく頻繁に出した方がよいです。常に蛇口を開けても結構です。旅行などで長期不在にされる場合も、蛇口を開けてお出かけください。

液体肥料の使い方

液体肥料は約10倍に薄めて使用します。取り出したらその日のうちに直ぐに使用してください。液体肥料、固形のコンポスト肥料共に、野菜、花、観葉植物、木などどんな植物でもご使用ください。強く元気になります。花や実がなっている時に効果的です。
コンポストは、土に混ぜて使用もできます。およそPH7 になります。
野菜の場合、春が最も良い季節で、1 平米に約2~5リットルのコンポストを畑にまきます。
夏は野菜を植える時に穴の中にコンポストを入れ込みます。
秋は冬に咲く花にコンポストを入れると良いです。
冬は春まで肥料を貯めておくか、冬野菜に使用します。

作業トレイが一杯になった場合

トレイ内側の突起した印の3cm ほど上あたりまでコンポストが一杯になれば、空いている作業トレイを上に乗せます。必ず、下の作業トレイ の底がコンポストに十分接触するように、押しながら乗せます。
ミミズは自然に上段へ登ってきます。(触れていなければ、ミミズが下から登って来れません)
上段の作業トレーが一杯になる頃には下段の作業トレーのミミズも上段に移り、下段にはコンポストが完成していますので、コンポスト取り出して肥料としてご使用ください。ミミズがまだ下段に残ってる場合、ミミズは日光を避けますので、日光に当てながら上からコンポストを徐々に取り出せば、下にミミズが固まって残りますので、優しく上段に移してあげましょう。空なったトレーはまた上に重ね、同じように繰り返します。液体収集トレイはコンポスト取り出した際についでにお掃除してあげましょう。蛇口にミミズや泥状のコンポストが詰まることがあります。

ミミズについて

ミミズは毎日自分の体重の半量のエサを食べ、約3ヶ月〜半年で倍の数に増えます。容器のサイズに応じて増えますので、増えすぎることはありません。
1000 匹でスタートした場合、1 年後に5,000~10000 匹になります。
生まれて約3ヶ月で大人になります。気温10度~30度が適温で、気温24度位が最も活動しやすくなります。
冬、10度以下になると活動が大変鈍くなりますので、毛布や段ボールで保温してあげましょう。冬はミミズ以外の小虫が増え、酸性になりやすいので、石灰を定期的に入れます。
夏は風通しを良くし、30度以上になると、毎日水をかけて冷やしてあげましょう。
エサは与えすぎないようにご注意ください。キャノワーム内が良い状態の場合は、森林の中と同じ香りがします。嫌な臭いがする場合は、無酸素バクテリアが発生していますので、コンポストに空気を入れるように混ぜると数日で改善されます。

適正なミミズの種類

世界中には生息地の異なる数千ものミミズの種類が存在しますが大きく分けると「コンポスター」と「アースワーカーズ」という2タイプに分がれます。

「コンポスター」タイプ
タイガース(和名:シマミミズ)、レッズ(和名:アカミミズ)と呼ばれる種です。
暗く、湿気のある環境を好み、生ゴミを食べます。表層部で生活するため、地中深くはもぐりません。寿命2~4年。キャノワームには必ずこの「コンポスター」タイプ種でご使用ください。日本では「シマミミズ」が最も一般的です。キャノワームとセットで販売しているミミズも「シマミミズ」です。
「アースワーカーズ」タイプ
生ゴミよりも、土や砂、落ち葉、草を好みます。日本では「フトミミズ」と呼ばれる種で、穴を掘って生活する習性があり、乾燥には比較的強い方ですが冬季に親は死滅し、子は卵の状態で冬越しするという形態をとる為、寿命は1 年。コンポストにこのミミズを使用すると失敗しますのでご注意ください。

 

虫対策

白い小さなミミズは赤ちゃんミミズではなく、ヒメミミズという種で、このヒメミミズが出ると酸性になってきています。ミズアブの幼虫も同じく酸性の証拠です。石灰などで調整してください。ヒメミミズやミズアブの幼虫が出た場合、牛乳で浸したパンを置いて3 日後にパンごと取り出して庭に埋めるなどして処分してください。
アリの混入を防ぐには、水を入れたコップ5個を用意し、キャノワームの脚先をその水入りコップに入れてください。乾燥した環境では、アリが入りやすくなります。
キャノワームの周りで、殺虫剤を使用しないでください。ミミズが死んでしまいます。
キャノワーム内が良い状況であれば、ハエは寄ってきません。ハエは入らないようにデザインされています。ハエが寄ってくる場合は、生ゴミを与え過ぎですので控えてください。

ワームブランケットを使用すると虫が寄りにくくなりますので、お勧めいたします。

長期間留守する場合

3~4 週間、放っておいても問題ございません。5 リットルの水をかけ、液体肥料を出し、少し多めにエサを入れて、湿らせた新聞紙も多めに入れ、蛇口を開けてお出かけください。

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